日曜日の朝

毎週日曜日朝8府30分ごろ更新。役に立つことは書けません。

4月12日~18日 ままならないアイス

■4月12日月曜
もう少し日記っぽく書くか、と思う。
朝10時就寝、19時起床といういつかの生活リズムに戻る。どこが日の区切りになるんだろうか。手帳につけている日記は寝る前に書くようにはしているが、今食べている食事が何ご飯かがわからない。それ以外では困らない。食事をしている分には名称なんてどうでもいいし。『キリン解剖記』でもそんなようなことを言っていた。
昼夜逆転生活のいいところは朝から動けるところ。スーパーの開店と同時に行き、人が少ないうちに帰ってこられる。激込みスーパーなので人が少ないのは本当によい。起き続けた結果の朝ではあるものの、朝であることに変わりはないから気持ちもはつらつとしている。やるぞ、という感じがあっていい。朝に希望を感じる方。
街路樹もよく見える。この街で見る2度目のハナミズキが咲いている。越してから花を見に行っていない。交通費をネックに感じてしまい、身動きを取りづらい。「わざわざふたりで800円かけて出かけなくても」とブレーキを踏んでしまう。この金銭感覚は心を死なせてしまうので、それなら歩ける範囲で見に行くようにしたい。
 
家にいる間はゲームをしたり夫と一緒にアニメを見る。今はブラッククローバー。ゲームやアンケートに答えながら、「アスタには魔人が乗り移るのでは」「アスタは初代魔法帝の血統なのでは(ジャンプだから)」などと予想する。たまにヤミ団長のすごい作画があるとわざわざ巻き戻して見せてくれるので真似して遊んでる。
その前に見ていたジョジョの奇妙な冒険5部ではトリッシュの「……そう、一味違うのね」で夫と顔を見合わせた。おしゃれすぎる。この作品は覚悟が決まっている人が多く、私の好みな成長をたくさん見られるので嬉しい。だいぶ好きになってきている。私も人生に覚悟を決めて生きたい。道路に小銭が落ちていても拾わない覚悟とか。
 
久しぶりにマニキュアを塗る。ささやかだけど気持ちが変わる。日々の中でこういうことを忘れないようにしたい。
 
■4月13日火曜
ルーンファクトリー4は無事にレオンからのプロポーズを断った。アーサーのときは可否の選択が2回できたけど今回は1回だった。アーサーだけ特殊なのかな。長らく詰まっていたルーンプラーナもなんとか第1層を終え、第2層でしっかり詰まっている。鍛冶レベル上げないといけなそう。
 
ブラッククローバーの白夜の魔眼編の話。
人間に転生していたエルフを退魔することに対し「退魔されたエルフたちはいなくなってしまうんだよね? それって悲しくない?」と言われる。中のエルフはどうなるんだろう、と思っていた矢先だった。「エルフたちは不法侵入してるから追い出されること自体は道理じゃない?」と返事。わけあってと言えど不法侵入していた者たちの命を奪うことは正当防衛が適用されるだろう。ひとりひとりの事情を考慮したい反面、そればかりしていては息が苦しくなる。でもあまりにもすべてのことを無視するのは暴力的だよなあ。
この世界の貴族、平民には嫌な奴が多すぎる。此度のエルフの急襲で嫌な人間(いい人間も)が死んでいき、図らずも魔法帝が目指した「身分差のない世界」に近づこうとしているのが皮肉だ。こういう嫌な人間が幅を利かせているのを見るだに人間っていない方がいいよなと実感する。反出生主義にも興味がある。その一方で自分がいつか子どもを産むだろう予感もある。
 
日本で出生前診断の認定施設を増やす方針らしい。夫に「出生前診断を受けて陽性だったらどうする?」と聞く。「えっ?! 吐いちゃうよ、考えすぎて」と言っていた。わかる。中絶することに決めたらすごく吐くと思う。
いつの統計かは忘れたけど日本で出生前診断を受け、陽性が出た人のうち8割が中絶するらしい。「女性の自己決定権は当然尊重されるべきだが、陽性結果に基づく中絶はそこに含まれない」という意見が障害者団体と、中絶の権利を訴えた女性団体の議論で出たそうだ。それはもっともな意見で、でも自分がいざ産むとなったらすごく悩むと思う(障害がある人を間近で見たり接したりしたわけでもないのに、漠然と大変そうだという気持ちで)。
学校の先生が「出生前診断は受けなかった。受けたらどんな結果であれ判断しないといけないから」とも言っていた。トロッコ問題と同じ。自分の中での結論はいつか出るんだろうか。未来の自分はいつでも、過去の自分を選択を信じるしかない。
 
■4月14日水曜
川上弘美の『東京日記1+2』を読み始める。あるのかないのかわからなさというか、定まらなさというか、水っぽさがあっていい。浮いてる人。すべて本当にあったのか、かけらだけあったことなのか。寝る前に読むのにちょうどいい。起きながら夢を見ている。
『仕事本』を読んでいて、初めての緊急事態宣言から1年経ったことを知る。前首相が「家で踊ろう」の波に乗ってすごいことをしてからも1年。『仕事本』の中でも触れている人がたくさんいた。緊急事態宣言とか蔓延防止対策とか、50年後とかに懐かしく思いたい。「あれなんだったんだろうね、でもきっと意味あったんだろうね」って言えるようになっていてほしい。生きていたい。
 
■4月15日木曜
早速日記のことを忘れていた。おちゃめだ。晴れたので洗濯物を干した。
「洗濯物を干した」という文は、直前の動作である「洗濯物を回す」も包含している。
例えば「食事をした」ではその食事がつくったものか外食なのかわからないけど、洗濯物だけはその前に「洗濯機を回したあとのもの」と決まっている。不思議な言い方だと思うのだけど、どこが不思議なのかはちゃんと言えない。
 
■4月16日金曜
朝からつみれをこねて汁物にした。柚子をつみれのタネに入れようと思っていたにすっかり忘れ、慌てて擦って椀に落とした。1回も味見をしなかったわりにおいしくできた。アニメ版ハンチョウを見てつくろうと思ったものなので、ハンチョウ汁と呼ぶ。
 
夫の通院に付き添う。毎回乗りたい電車を1本逃すが、ここ何回かは付き添いに成功している。
診察自体はすぐ終わる。持ってきた本を読む隙間もないほど。いつも綾小路きみまろの「テレフォンショッキングは相談2時間、回答5分」的な内容のネタを思い出す。
 
終わってから上野に牡丹でも見に行こうかと電車に乗り、あれよあれよと国立科学博物館の「大地のハンター展」に入っていた。催しに足を運ぶのは久しぶり。ふたりでああだこうだと言いながら見るのは楽しい。休みやすみで4時間弱いた。
ピパの標本を軽く見てから他のコーナーで詳しい解説を読み、指先を見に標本に戻った。この指先の触角? のようなものがあるとないとでは機能面が違うのだろうなあ。あんなちょっぴりしかない触角で。
カエルがたくさん展示されていたのがよかった。物販コーナーで「カエル事典あるよ、買う?」と聞かれるも、1万1千円なのでびびってやめた。この前10冊ほど買い込んだときの金額を1冊で賄おうとしている。現存する一番高い本って何なんだろう。
今回は当日券で入ったのだが、帰りに金券ショップで300円引きチケットが売られていたことを知る。次回は先に金券ショップを覗きたい。人は学び、後世に活かす。それが強み。そうして人類は成長してきた。こうやって文章に残すって他の生き物もできるのだろうか。文字を扱う生き物。
 
■4月17日土曜
朝からスウェットのままコンビニへ。ポテトチップスを買う。コンビニをうだうだ回る間にスーパーが開いたのでカップ麵やケーキも買う。付き合って半年くらいでやるレジャーを6年経てからできるのもいい。アイスを買うのを忘れる。
食料品を買いに行くとき、夫に「何かほしいものある?」と聞く。「アイスほしいな」「何アイス?」「ままならないアイスで」という会話がある。ままならないアイスは、「アイスを食べたい欲はあるけど、これだという希望がないので、何でもいいからお願いします」の意である。通年で夫が好きなものを買うときがあれば、私が食べたいものを買うときもあり、適当な新発売のものにするときもある。
結果、「ちょっと違ったなあ」というアイスでも「人生ってままならないなあ、でも明確な希望を出さなかったからなあ」で済むのである。買う側にとっては便利なシステム。仲間に「ままならないスナック菓子」もある。
 
■4月18日日曜午前
川上弘美の『東京日記1+2』を引き続き読む。「ともかく、おめでとう飲み会」いいなあ。何でもない日おめでとう、みたいな派手さがないのがいい。実際、なんでもない日はかなりおめでとうなのだけど。気持ち的に盛大には祝えない。
コーヒーでれてゲームでもしようかな。
 
おしまい
 
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