日曜日の朝

毎週日曜日朝8時30分ごろ更新。役に立つことは書けません。

11月28日~12月4日 神様も懐古厨なんだろうか

■今日曜の20時手前。法事で遠方に行っていて遅くなりました。
 
■この週は日曜から用事、用事、仕事、突発の来客用事、用事、休み、用事(遠路)と八面六臂のご活躍。用事のひとつは大がかりなアンケートだったので後日何らかの金銭になる予定。
12月も何度か会場調査に行ける上に仕事も少し入っているので金銭的に嬉しい。
 
■前回の日記に続き結婚式にまつわる話。
 
■ブライダルサロン②に行った。①は先週行った。
担当は①②どちらもいい人そう。サロンとして取り扱いしている式場が大きく異なるので好き好きがある。サロン自体が小ぎれいで「これから結婚式するのか~」と思わせてくれるのは②の方。などなど違いがあっておもしろかった。
①の担当は今のところとくに問題はない。気になるところもない。②はメールの件名でコピペミスをしていたり、式場見学の候補日を出してくれるんだと思っていたら「何月何日何時(ばきばきに早い時間)で予約入れました!」と言ってきてもんやりする。
今まで行った式場見学も担当してくれたプランナーの良し悪しがかなり激しい。営業色があまりにも強かったり、早口すぎて気忙しかったり、退店希望時間を過ぎてもとくに何も言われなかったり。客だと思っていないならそう言ってもらえる方がいいし、客だと思っているならもう少していねいにやってほしい。えり好みしすぎと言われたらそれまでだけど、この人はいい人そうだと感じる人が少ない。
自分たちが折に触れて思い返す日の中に苦手な人がいてほしくない。それが贅沢な願いだとは思わない。
 
■自分の伝手で利用できる聖堂があったのを思い出して見学希望の連絡を取った。勝手がわかっている分楽だし対応してくれている人もいい。こぢんまりした会場で、アクセスも悪くないし、規模もこのくらいがちょうどいいのかなとなんとなく思っている。
ただし夫にまったく縁のない場所で、当初の想像よりグレードも華やかさもかなり落ちる。専門的な式場でもないからやれることはすごく少ないし、スタッフなんていない。式場の手入れ以外のほぼすべてを自分たちで用意する必要があるから準備期間はハード。その分金額はかなり良心的になる。日数も限られている(2022年は4日しか使えない)ので必然的に日取りを決めやすいのもいい。利用料も一律だからどうすれば一番安くなるか特典が多くなるかを気にしなくていい。式場探しにまつわる一切のややこしさから解放される。
でも「そこがいいならいいけど、大きな方向転換に驚いてはいる」と言う夫の気持ちもわかる。結婚式に関して夫は私の意向を多く汲もうとしてくれている。だけどふたりのことだからあまりにも夫が好もしくない場所ならやめておきたい。見学に行かないことには何も始まらない。
ひとつ推すなら夫が唾棄せんとしているご祝儀ありきの結婚式ビジネスに関わらなくて済むのはいいところ。
以前サロン経由で見学に行った式場でサロン割引とか直前割りとかいろいろ入って100万近く値引かれていて、「何もしなかったら100万乗っけられてたってことだよね? あこぎすぎるよなあ。というか100万引いてなおサロンに出す紹介料と自分たちの利益になるんだよねえ」とぼやいていた。人のご祝儀を店側が当てにしてたらいかんやろ。ついでに自分らの手に負えない金額の結婚式をするのもなんだかなあと思う。式は目標のひとつかもしれないけど人生や結婚のゴールではない。
 
■そうは言っても結婚式を憧れに思う人の気持ちも理解したい。それならそれで日ごろから夢に向けたお金の工面をしておくのをお勧めしたい。このふたつの希望は相反しないと思いたい。
 
■人生の1本になる香水を見つけたい。10年くらい思っているが香水で頭痛が起きやすいので難航中。よい噂を聞きつけたトムフォードのビターピーチをつけてみたら当日はよいよいで翌日残り香に当たって稀に見る重さの頭痛が起きた。悲しい。桃らしさも感じなかった。なお無念。つける場所を変えると桃らしさが出ると聞いたがもう1回トライする勇気はない。
 
■世界に現存する最もかぐわしい物体は合歓の木の花である。ゲゲゲの鬼太郎で何年かに一度咲く特別な妖花が美しい娘をさらう、みたいな話があって(万年竹のようだけど違う、その少女の祖父の戦死が関わっていた気がする)、その花が発するにおいはきっと合歓の木の花のようなにおいだろうとイメージしている。静かで怪しい香り、人の心をふっと絡めとるような。
実家にいたときの帰り道に咲いており、時期になるとそこで立ち止まることもあった。それを目指した香水があれば一も二もなく試しに行くのに。
もう何年もそのにおいに触れられておらず、記憶の中で醸成されてより美しいものになっていく。
 
■どうして神は過去の記憶をより美しくなるようにしたんだろう? しがらみを持ってなお前に進む意志を持たせるため? だとしたら意地の悪いことこの上ない。神様も懐古厨なんだろうか。
 
■夫がカフェで仕事をすることがある。誘われて気が向いたときについて行くが私はとくにすることがないので本を読むことが多い。あるいは私が自発的にカフェに行くときは仕事がほとんど。なのでこのごろはゆっくりするためにカフェに入ることが少ない。
ブライダルサロンの帰りに久しぶりにゆっくりするためだけにカフェに入った。混んでたし注文と少し違うものが来たり結婚式に関して夫がナイーブになっていたけど最終的にゆっくりできた。
仕事目的で行くのは飲み物代だけでいいからお手軽だし、長居しやすいし外に出ることで仕事スイッチを押しやすい。でもたまには目的なく入ってぼんやりするだけの回があってもいい。そういう経験をするたび同じことを思うし書くが毎回それなりの鮮度で思っているからしょうがない。
ゆうちょ銀行で小銭の取り扱いに手数料がかかるようになるので、こつこつ貯めていた500円玉貯金をひとりでぼんやりするときのカフェ代に充てたい。いくらそこに充当しようと思っていてもまず外に出るという壁がそびえていて難しい。寒いと着替えも億劫だし。
 
■法事でやや北の方へ前乗りする。初日にすべての温泉に入り、冷たい風が吹きすさぶ夜のコンビニへ向かったり、風呂上がりにコーヒーを飲んだりと満喫した。次の日、法事本番に全員で大遅刻するのはまた別の話。
 
■結婚して夫の方の法事に行くようになって、うちの法事とあり方の違いが大きい。
うちの法事ははなから全員集まるなんて無理だから来れる人だけ行くシステムを採用している。実の母親の通夜に長男次男が「どうしても外せない仕事で行かれん」と言って出席できなくても「まあそういうもんか。じゃあ喪主は三男だね」くらいのリアクションで終わる。一応各嫁は「なんとかならんのか」と聞くが外せないものは外せないからしょうがない。
一方で夫の方は平日にセットされれば有給を取ってでも行く。
そういう違いがあるから夫はうちの法事にすべて参加してくれるし、そのたび親族(とくに母と叔母ら)から「あなたは本当にいい人、こんな遠いところの30分くらいで終わる法事にまで嫌な顔一つせずに来てくれて。できた人」と本人のいない場で褒められる。今回も孫の配偶者という立場では唯一の参加だったし。
大変だったら家にいていいんですよと言いつつ、まめまめしくこちらの家の行事に付き合ってくれてありがたいなとあらためて思うのだった。
 
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hb.afl.rakuten.co.jp→最近のヒットお菓子。本人は「しゃりしゃり」と言っていますが限りなくせんべいサイドの硬さなので歯が心配な方にはお勧めしません。チョコレート部が乾燥大豆のおかげでカリカリしていておいしいです。強いて言うなら「鎌倉はさんだょ」の「ょ」がしゃらくさくてそこだけ苦手です。
 
おわり
 
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