日曜日の朝

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5月23日~29日 完全に知らない人の味噌汁

■5月23日日曜
晴れ予報の日。朝の日の入り方が眩しく、信憑性があったので洗濯をする。1日の嬉しい始まり。
海外ドラマ「CHUCK」を最終話まで見る。夫の趣味。スパイって本当にこんなこと毎回やっているのかな。
 
ジェイエル・コリンズ『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』読了。夫からの借り本。
「給与の中で生きろ」「借金するな」「投資しろ(手数料の低いところに)」というその通りなことを説かれた。
せっかくなので今持っている投信の手数料を見直す。ひとつが約0.1%、ひとつが約0.3%。だいぶ違う。後者をもう少し手数料の低いところに変えるか、前者にまとめるか考える。
前者にまとめる懸念は、趣味として私のおこづかいから積み立てているファンドだから出金がややこしくなること。後者は貯蓄として家計の残金から出していて、さらに積立金額が違う。同じ金額同士なら素直に半分でいいんだけど。手数料の手ごろないいファンドがあるか探そうかな。
 
Pontaポイントの扱いを考える。
カブコム証券でプチ株をポイントで買えると思っていたので始めたのだけど、ポイントで買えるのは投信だけだった。ミス。
Pontaリサーチでこつこつ貯めているので100ポイントずつ投信してもいい。ホットペッパービューティーで使えるので美容院代に充ててもいい。どちらにするか悩む。
とりあえず動かさず、引き続き貯める。「夢がないならとりあえずお金を貯めておけ」とスガシカオも言っていた。ごもっとも。
 
アフィリエイトリンクです。
せっかくなので気が向いたら貼っていきます。よかった本など。出典は明記しておく方がよいので。
 
■5月24日月曜
昼から夜にかけて眠り、日付が変わる少し前に起きる生活リズムになっている。
夫は夜寝て朝起きるからお互いにひとりの時間ができる。ともに寝ないつまらなさはあるけどひとりの時間を持つ嬉しさは大きい。
 
夜中にご飯をつくる。今食べる自分のご飯兼、夫が起きてからのご飯。
鮭を焼く、フライパンの端ににんじんも置く。白菜を切って白だしで塩もみし、水を捨てて顆粒だしと酢で浅漬け風に。新玉ねぎとピーマンを切ってレンジ加熱しマヨネーズと醤油と胡椒で和える、思い出して魚肉ソーセージをちぎって入れる。昨日夫がつくってくれた味噌汁を温める。
自炊は自分の味に飽きると聞くが今のところ飽きない。特別なおいしさとは思わないが、家で食べるには充分な味。
土井善晴さんが『一汁一菜でよいという提案』で「家庭料理は”普通においしい”でいいんです」と書いていたのを思い出す。しょっぱすぎるとか焦げすぎているとか明らかに腐っているとか、そういうのじゃなければいい。十全の食事。
 
わが家の味噌汁事情。
夫が台所に遊びに来たときに「今日の味噌汁は知り合い?」と聞くことがある。
見慣れない具が入っているとよそよそしくて苦手なのだそうだ。「完全に知らない人の味噌汁だけど、野菜を食べさせようとしてくれているのを知っているから大丈夫。食べられるよ」とフォローも入る。
 
例えばれんこんを擦ったものとつみれの味噌汁、ほうれん草と豆腐とえのきの味噌汁、小松菜と豆腐と油揚げの味噌汁、炒めたなすとおくらの味噌汁、ごぼうとにんじんと玉ねぎの味噌汁、ピーマンと卵と豆腐の味噌汁。これらはすべて「知らない人」である。
関係性もいろいろあって「隣のクラスの人」「友だちの友だち」「友だちの親」「完ッ全に知らない人」くらいの幅がある。
葉物はとくに人見知り対象で、幼馴染代表の豆腐、油揚げ、わかめの味噌汁のわかめを小松菜に代えるだけで隣のクラスの人に変容する。繊細な感覚なのだ。
 
夫の味噌汁への評価軸はもうだいたいわかっている。わかった上で「完全に知らない人」をつくりまくっている。
野菜食べさせたさで副菜を新しくつくるより簡単だし、調理器具や食器の洗い物も少ないし、何より私が具だくさんの味噌汁が好きだから。味噌汁自体が好き。
あと脂溶性や水溶性のビタミンがどうと言っても汁物にして汁ごと飲めばいいでしょ、というがばがば理論を展開している。実際そんなに間違ってないと思う。いや無知だからわからんけど。全然違うこともある。
 
ゆるやかに筋トレを再開する。
スクワット、プランク、ストレッチ。あとは気が向いたら腹筋など。1回各1分ながらに1年で5kg痩せた、体脂肪もわずかだけど落ちている。ダイエットとしては上々なのでは。もう少し筋肉を増やしてボディメイクしていきたい。
 
運動と言えば、先週夫に「もしかして死にたいと思っている?」と聞いた。「できれば健康に長生きしたいと思っている」とのこと。それならいいか、と思った。
「でも楽しく生きられている感じはしない。やりたいと思ってやっていることはひとつもない」と続いた。
 
私はどちらかと言えばフットワークが軽く、気になればすぐやるタイプだ。とくに最近は映画「花束みたいな恋をした」のムギを恐れて意識的にいろいろやるようにしており、「なんでもやってみたらいいんじゃない? とりあえず貸した本でも読んでみたら」のスタンス。
とはいえ夫の「今の状態で借りた本を読んで何も感じられなかったら怖いし、そんな自分が嫌だ」という気持ちもわかる。似た気持ちになったことがある。自分が何か(社会とか理想とか)の低い位置にいることを突き付けられるのはすごく怖い。
 
私はそのときは「もし時間をかけてやったことが無意味だったら」という恐怖があった。何者かになりたい欲で焦っていた。会社員を辞めてアクセサリーの自営業を始め、いまいち軌道に乗りきらないときだった。何をしても顧客増加につながらない、このままじゃだめだ、あの人みたいになれない、なりたい自分になれない、今までこんなにお金を取時間をかけてきたのに。そんな気持ちで泥の中にいた。できるだけコストパフォーマンスのよい動作だけをしようとしていた。そんなものないのにね。
そこからだんだんと時間をかけて、アクセサリーじゃないのかもなという気づきを認めていった。他のやりたいことや自然にできることを探す方にシフトしていった。
これからやろうとしていることに意味があるかどうか、心が動くかどうかなんてやる前にはわからないんだからそこにとらわれるだけ時間の無駄じゃんね。次第にそう思うようになっていった。株だっていつが底値で天井かなんて誰にもわからないんだから。心の動きだって一緒。
なので夫もとりあえずなんでもやってみたらいい。貸した本がおもしろいかどうかなんて、そもそも元気なときだってわからないんだから。元気がないからこそ沁みる本だってある。私にとって花田菜々子の『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』はそうだった。元気なときに読んでいたら「そらそやろなあ」くらいでここまで大事な本にはならなかっただろう。
あと夫が読んでくれないとここにネタバレを含む感想を書けない。『星の子』なんかすでにだいぶ書いてるけど『猫を抱いて象と泳ぐ』の方はまったく何も書けていない。何も知らずに読んでほしい。
 
そんな状態ではあるが「今日の元気は星何個?」と聞くと「星2.5から3にかけて(5段階評価)」と言う日が増えてきている。今月頭あたりは「0.5」と1未満な日も多かったのに。
「夫ちゃんって上場してる? 最近調子いいから株買っとこうかな」
「あ~残念、上場してないんですねえ」
「ありゃ」みたいなことをやる。
元気はあるに越したことはないけど、ないならないでいいんだ。死にたいと思っていなくて、生きたいなら十分。「市場は必ず上がる」とジェイエル・コリンズも言っている。会社単位なら下がるものはあるだろうけど。
 
夫が起きたので投信の相談。
確かに家計から積み立ててるファンドの手数料が高いと合意が取れたので積み立て先を変更する。手数料が0.3%から0.2%に下がる。たかだ0.1ポイント、されど0.1ポイント。新しいファンドちゃんがんばってくれ、応援してる。
 
カーテンを洗う。昨日に続き晴れやかな1日の始まり。
 
↑これとってもおもしろいです。「肉を焼いて食べることは経済力の表れ」と書いてあって両膝を打ちました。スープと違って焼き肉は焼いた分しか食べられないからです。やはり食事は家全体の余裕に直結しますね、経済的にも気持ち的にも。
麹味噌には昆布だしがよいとあったので実践したら「”味噌汁”というひとつの料理が完成した」と夫がいたく感動しており、以来わが家は昆布だしを使っています。顆粒。
 
↑夫に貸している本。
何度か日記で感想を書いています、宗教2世の子どもの話。さらさら読めるんですが途中で「こんなさらさら読めていいんだっけ?」とあたりを見渡してしまう。子の意思や人権について考えるようになりました。
 
↑会社員を辞めるきっかけとなった日に読みました。思い入れのある1冊。
軽い鬱と診断され、退職を決めたときのことを忘れないよう書いたブログがあります。それを複数の友人が読んで「やっぱりあなたの文章好きだな」と言ってくれたことを今も思い出します。何気ない一言だろうけど「よかった」と安心していた気がします。
そのブログの中にこの本のことも書きました、医者に行く直前にたまたま買って読んだものです。そういう支えの位置の本です。
仕事の意味がわからなくなった人に。
 
↑夫に貸している本。何個か前の日記で内容に言及しないよう感想を書きました。ドッグイヤーをつけすぎてどこが大事なん? 状態になっています。すべてが大事だよ。
神様が毎夜降りてきて書かせた本。テキストの画集。余剰も不足もすべてなく、ただただ美しく光っている新生児のよう。
 
■5月25日火曜
ルーンファクトリー5をやる。何度やっても操作性による気持ちへのダメージが大きい。このゲームにアクションは求めていないのだけど……。
細かいフラストレーションが多く、プレイしきれないかもしれないとさえ思う。なんとか最初のダンジョンをクリアする。
朝になって昨日洗えなかった方のカーテンを洗った。
 
彩瀬まるの『朝が来るまでそばにいる』を読む。
話の本筋にまったく関係ないのだけど虫にも逆子ってあるんだろうか。逆子と言うか、さなぎが羽化するときに頭が下に来たり足が幹の反対側に来ていたり。そういうことってあるのかな。なんて検索したら出てくるんだろう。「虫 羽化 逆向き」で調べると頭を下にしてさなぎになることはあるらしい。
そうこうしている間に読了。
 
ものすごい湿度の文章だ。こんなにじっとりしてる人だったっけ。その人が持っていることさえ知らないような心の淵を的確にあぶり出してくる。心にある湿地帯を生態系ごと把握されている奇妙さと居心地の悪さがある。もう足元まで水が来ているのに逃げられない、なぜか逃げる必要をいまいち感じない。だから取り込まれる、ため池みたいな本だ。
ため池は落ちたらどんなにがんばっても這い上がれないという検証記事を読み怯えている。人が入る想定をしていないから壁が高く突起がなく、しかも壁の水に浸かった部分は苔むしているから立つことさえままならないらしい。1回落ちたら自力で出ることはほぼ不可能で、低体温症になって命を落とすのだそうだ。みなさんもため池にはくれぐれもお気をつけて。立ち入り禁止には理由がある。
ため池と言えば漫画「きらきらひかる」でホームレスのおっちゃんが台風の日にため池に落ちた小学生を助けようとする話を覚えている。もちろんふたりは助からない、解剖医の話だから死体がないといけない。コナンや金田一とは違うアプローチで人が死ぬ漫画。絵柄と死体の描き込みの差がすごいんだよな。
 
ため池の話はさておき。
「ゆびのいと」のような作風は怪異もののなかでもかなり好きな部類に入る。メリーバッドエンドが好き。
この話もそうだけど、死者があの手この手で生者に何か食わそうとする話も好きだ。死者側の哀れさとひとりは嫌だという願いを感じるからかもしれない。死者が生前炊事の主担当の場合は死してなお世話してやりたい心を感じてへこむ。この作中の妻のように。
作中で死者が出す食べ物がこってりしているものばかりなのもまた。死者である妻が生きていれば連日こんなにこってりしたものばかりは食べさせないだろうに。死んで、からだのようなものは動くのに、何かが確かにわからなくなっている不気味さ(認知症って病名がつく前には呪いや怪異として扱われていたんだろうな、と書いてからすべての病はそう扱われてきたことを思い出す)。でも生前大切な人だったから邪険にできず、甘い時間をすごそうとする残された夫と。
この妻はこってりしたものを食べれば自分が生き返ると思っているのかな。なんにせよ死者が出す食事は奇妙でよい。
死んだ者は生者と同じものを食べる意味なんてないのにわざわざつくったり買ったりして提供するの滑稽さもある。
私が死んだら夫にどんな料理を出すだろう。食べてくれるだろうか。
 
今の最後の一文で思い出したこと。
今年の3月11日に夫が「震災の話でよく聞くのが、もう逃げられなくなった家族が”このまま一緒に残って(=一緒に死んで)”と言って、でも逃げてきたって話なんだけどさ。僕は紗季さんに言われたら残ってしまうかもって思うんだよね。でも紗季さんが言われる側だったらダッシュで逃げてくれそうだから安心してる」と。
私はどうするだろうか。逃げられるかな。「私に生きててほしい?」と聞くかもしれない。そういう判断ができないから。NOと言われたら反骨心で逃げるかもしれないし、YESならやっぱり生きるかもしれない。正直者と嘘つきに道を尋ねるクイズみたいだな。
 
↑ここ何年か好きで買っている作家です。人の嫌なところを書くのがとってもじょうずで、ピークでは千手観音に後ろ指さされてる気持ちになります。
感想のとおり全編怪異ものなので苦手な人は↓の方がいいかもしれません。
 
↑何も言及していませんが彩瀬まるで暫定一番好きな本です。初めて読んだ作品でもある。「熱狂のスイッチ」とうワードのよさ。晴れやかな話が多くてポジティブな感情になった気がします。
 
■5月26日水曜
洗うカーテンがなくなったので朝になってもぼうっとする。5時ごろ走りに行こうかと思ったけどめんどうなので、シャワーでも浴びて公園に本でも持って行こうかな。帰りにスーパーでもよるか。
 
シャワーを浴びていたり洗い物をしている間にスーパーの開店まであと1時間。公園は片道15分なので行かずに家で待っていた。
紙類の片づけがてら去年引いたおみくじを見た。
「もし、真の自由を求めようとするならば、心中の奴隷をとりのけることから、はじめねばならぬ」
「云うは行うよりやすく、約束することはこれを守ることよりやすし」
「おのが身を修むる道は学ばなむ しづがなりはい暇なくとも」
久しぶりに読んだ。どれも唸ってしまう。このごろまったく勉強していない、せっかくくもんの小学生向けドリルを買ってあるのに。そろそろやろうかな。
一番上の心の奴隷についての文章がジョジョの奇妙な冒険5部めいている。
 
買い物を済ませて、天気がよかったので今日は敷きパッドと夫の枕を洗う。夏に向けて少しずつ準備している。
ちょっと興味があったミステリーショッパーに応募する。当選したので夫の通院に合わせて行く予定。楽しみだな。
 
内藤理恵子『正しい答えのない世界を生きるための死の文学入門』を読み始める。読み終わるのか。
実存主義って何?」といきなり聞いて「なんだっけ、調べてあげようね。あ~わかった、実存主義っていうのは、まず始めにイデア論というのがあって」とすぐにかみ砕いて教えてくれる夫よ、あなたはこの人生で間違いなく最高の伴侶です。ありがとう。いつもまじに助かっています。外付けの知識。
私は知識面で大きく余白があり、夫は豊富に持っている。私は気持ちが大きく豪快な側で、夫は己の細やかに苦しむときがある。補い合うのにちょうどよく、適した関係だと自負している。
 
19時から熱心に聞いているネットラジオのCD再販。寝ている時間なのでアラームをセットし夫にも起こしてと頼んで寝る。結局夫が起こしてくれた。夫よ、あなたはこの人生で間違えようもなく最高の伴侶です。
あまりにも起きない私のために寝室にパソコンを持ってきて「ここで買いな」と言っており、いい人だ……と思いながら起きた。クレジットカードは居間にある。ろくに開かない目でなんとか決済までこぎつけ、追加で4時間ほど寝た。
起きたら夫が晩ご飯をつくった痕跡があった。夫にご飯をお願いするとペペロンチーノ、基パスタになることが多いのだけど今日は豚丼で、なんと味噌汁まであった。めずらしい。すごいことだ。ノックアウトシティで遊ぶ夫を見ながら温め直して食べた。味噌汁のじゃがいもがほくほくでおいしかったなあ。
 
皆既月食だと聞いたので深夜に散歩。曇っていて見えないことは知っていたのでコンビニを適当に巡った。MOW PRIMEのバタークッキーを長らく求めているが見つからない。いつかお目にかかりたい。
 
■5月27日木曜
まわりに梅仕事を始める人が増えてきた。毎年いいなあ、おもしろそうだなと思うけど梅ジュースにそこまで興味がないのでやらないようにしている。飲めはするんだけど。つくるだけつくって飲まないのはよろしくない。
少量だけ試してみようとスーパーを見ても1kg単位の梅ばかり。ていねいな暮らしに潜む博打要素。
 
操作に慣れてきて文句が減りつつあるものの、結婚したい人がいないバグが検出された。アーサーに会いたい。
ストーリーは住民が増え、3つ目のダンジョンを攻略中。指名手配モンスターがまったく見つからず夫にご供養してもらう。
 
↑「ご供養」とはゲームSEKIROで穴山がアイテムを売っていたことから転じて、攻略情報を提供すること。われわれはストーリーやシステムに影響する情報を何も見たくないので自分で攻略を見られない業を背負っている。
本当に新システムの情報とかまじで何にもひとつも知りたくない。私はストーリーバレはかまわないけどシステムバレは一切受け付けていない。
ストーリーはどうせだいたいハッピーエンドなんだからよいけど、システムのアップデートはプレイ中何度も感動できるポイントなので奪われたくない。いい機能ならなおさらプレイしてその良さを味わいたいし、改悪なら「なにこれ?! やってらんないねえ?!」とがっかりしたい。あとになってその回避方法がわかって安心したい。
モンハンライズの発売日、インストール中に夫が「今作のキャラメイクこんなに項目があるんだって」とTwitterの画像を見せてきて「なんで見せたの……これからやるのに……」と言ったこともある。
 
モンハンライズと言えばアップデートが入ったので少しだけやった。
もう当初のような感動ややみつき感はなく、すでに惰性でプレイしている。あんなに改良に次ぐ改良祭りで間違いなくシリーズ史上最高のゲームなのに、あんな売り方をされてすべてが台無しになった気分。エンディングがないなら発売延期してほしかった。それか最初に言ってほしかった。強く打ちひしがれている。でも新作が出たらやるんだろうな。納税だから。
今回のアップデートでエンディングが追加されたらしい。発売から2ヶ月も経ってからやらせないでほしい。そういう売り方をしないとユーザーが1週間でいなくなると思っているのかな。あんなにいいゲームなんだから自信持って。次からはちゃんと最初からエンディングつけておこうよ、ね。カプコンくんならできるよ。
 
■5月28日金曜
夫の通院の付き添いに成功する。
用事でいつもより早く出ないといけないのだけど、夫が時間ぎりぎりまで中断できないゲームをしていた。ゲームが終わってシャワーを浴びに行くも、ひげを剃るために長く入っており、出てきたときには出発予定時刻ちょうどだった。
私は奇跡的にしたくが終わっていたので(たいてい私の方が遅い)これなら間に合いそうだとスタンバイしていたのだけど、着替える前のパンツ1枚の夫がいきなり家計簿をつけ始めた。どうした? いやまじでなんで今?
「待って! それ今絶対やらないといけないこと?!」
「やりたい……出かける前にお金合わせておきたい……」
「帰ってからじゃいや? 帰ってからまたつけるんだよね?」
「わ、わかんない……でももう終わるから待ってて……」
「先に出てネットプリント(本来の早めに出る用事)してきてあげようか?」
「だめ! 一緒に出て!!! ここだけ強い意志がある」
「ひとつも意味わかんね~~~」
「僕もわかんない。パニックになってるから」←ここだけ冷静でちょっとうけた。パニックなのはわかってるんだ。
 
家計簿をつけ終えて家を出たら出たで「あ、なんにも見えない」と眼鏡を取りに帰っていた。まじのパニックになってる。ネットプリントもいろいろ悶着があって、予定より15分遅れながらもなんとか医者にはついた。おもしろかった。一連の挙動はまじでなんだったの? バグ? OSアップデートしたのかな。
 
医者を終えて少し買い物をし、ミステリーショッパーをやる店へ向かう。飲食店。晩ご飯を食べた。今月1回目の外食で楽しい。
帰りがてら保険の支払い用に共用口座からお金をおろそうとしたが暗証番号がわからない。いくつか試したが全部違った。そろそろロックがかかる。
「あれにしたよね?」「それ以外思いつかない」と何度も夫と首をかしげる
 
帰路。お金の話をする。夫の財政状況は大まかに把握していたけど私の話はしていなかったので聞かれた。株を含む趣味に使った分はしっかり減っている旨回答。株は別ジャンルではと言われたものの、最悪なくなることを考えて使ってなくなったもの枠に入れている。
帰宅。夫が即ゲームをしており、帰ったらとりあえず家計簿つければいいのになあと朝を思い出す。
ああいうパニックのときはどうしたらいいんだろう。今回のように好きにさせるのと中断させるのと。当時はいい加減にせえという気持ちになる。いざ終わってみるとおもしろくてもう1回見たくなるから好きにさせようかな。自分にあまりない性質なのでおもしろがっている。本人からしたらたまったもんじゃないだろうけど。こんな性格の人間と結婚した時点で諦めてくれ。
 
ミステリーショッパーのアンケートを回答する。結構おもしろかったので出かける用事と合わせてまたやりたい。日ごろ行かないお店に行けるし、謝礼でちょっとお得に食べられて嬉しい。謝礼はポイントでもらえるのでTポイントにして恒例の錬金術で1.5倍にするつもり。
今回はお店の特性上まあまあなお金を使った。Tポイントに交換することでウエルシアで1.5倍で使えるので、この食事の実際の手出しが2千円にまで下がる計算。現金を低レートでポイントにしただけと言われればそう。とても正しい意見。外食はしないことが一番の節約になる。
ただどのお店でもふたりならそのくらいするんだし、それなら一時的には手出しをするけどポイントをもらい、家計として使って現金を余らせ貯金する方がいい。たまに外食するにしてもいつも同じお店じゃつまらないし、謝礼が出るなら日ごろ頼まないメニューも頼める。何よりお店を選んだり一緒にアンケートに答えるのはおもしろい。新しい動作が起きるのはよいこと。
外食するとしても通院に合わせて月2回しか行かない。ならその2回くらいはおいしいものを食べたい。
 
起きているうちに果報。
半年前に注文した鉄のフライパンができたので発送するというメール。いつでもよいと返信。
届いて手入れをしたら真っ先にステーキを焼こう。夫が「ステーキとかおいしく焼けるんでしょ?」とずっと楽しみにしていたのだ。餃子も焼くし、炒めものだってする。楽しみだなあ。
あたたかくなって土鍋の出番がとんと減った。煮込むものはつくらないし、夏のカレーはキーマカレーの独壇場。ご飯も保温したさでめっきり炊飯器ばかり。たまには土鍋炊きしようかな。
 
■5月29日土曜
早朝、台所の窓を開けると静かで外に人がいないのがわかる。音もにおいもない。
台所には日が入らないので居間より涼しい。だからこそ一層、静かで無臭な気がする。
まだ外が青いうちに台所に座って本を読むときがあり、その時間を気に入っている。台所と隣接した風呂場のマットに腰を下ろして、まな板置き場にマグカップを置く。ゆっくり字を追える程度の青さ。そのうち鳥が鳴くようになって、差し込む光が強くなる。そのころになると居間の定位置に戻る。
ほどなくしてシャッターが開く大きな音が聞こえ、もう2時間ほどするとホットケーキのような甘いにおいが漂う。朝はこうして始まる。
 
ミステリーショッパーのアンケートの様子を見る。昨日の夜中に送ったわりにもうチェックしてくれている。修正箇所があったようで直した。修正依頼のメール通知とか来ないんだなあ。
チェックが早くて助かる反面、就労状況が心配になる。まさか24時間体制なのか。
 
夫の誕生日が近づいているので折に触れてプレゼントのことを聞いている。こちらからも候補を出しつつ、いくつかの案をもらう。
私は私で去年決めあぐねていたクリスマスプレゼントを決める。まな板、できれば木製。調べるうちに木製まな板は横置きで陰干しするものらしく、あいにく水回りにそのスペースはない。あるにはあるが、上に他の濡れたものを置くことになるから乾くのが遅くなる。となると浅釜商店の黒いまな板がいいだろうか。再び悩む。まな板がほしいことは変わらない。
今使っているニトリのプラスチックまな板は滑り止めのゴムの内側に何か見たくない黒いものが詰まっている。十中八九不衛生なものであろう。漂白剤で四隅を順に浸けても、つまようじでほじっても、気づくと溜まっている。抵抗も負荷も大きいのでなんとかしたい。継ぎ目のないまな板を求む。
 
燃えるごみの日に向けて私物の処分を進める。
メルカリでも売らないであろうアイシャドウ、カラーアイライナー、マスカラ下地、もう着ない服など。服はとくに体積的に見栄えがするので1着なくなるだけでもすっきりする。
捨てられるものはちまちま捨てて、使えるものは使い切って処分する。来年の今ごろには押入れがすっきりしていてほしい。
 
思い立って仮想通貨を買う。
何日か前に果てしない苦労の末に口座を開き、たまに相場を見ていた。せっかく最近下落(仮想通貨でも適用される?)しているらしいので買ってみた。長い目で見れば上がるだろうし。2銘柄買う。
ブラウザ版の口座情報は2段階認証でめんどうなので相場チェックはほとんどしないと思う。気が向いたら見て、気が向いたら売ろうかな。売る手数料どのくらいなんだろう、仮想通貨のこと何にも知らない。まあなんとかなるでしょう。
 
住民が増える予感。魔法を何度か打ってみるも動きのもっさり感でまたへこたれる。このまま片手剣使いになろうかな。
 
おわり
 
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