日曜日の朝

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9月19日~25日 足が動いてるからセーフだね

■9月19日日曜
以前からつくってみたかったけど材料的に食べられるのか不安だったカレーをつくる。トマトとココナッツミルクのシーフードカレー。ルウを使わないスパイスカレー。
下馬評でだいぶ期待が高まっていて楽しみにしていたけど期待値は上回らなかった。スパイスを足していったらわりとおいしいというところまで来た。チキらずに使わないといけないらしい。お金のかかるカレーだ。
手間を費用と味を考えると前回の厚めの豚肉カレーの方がいい。そっちの方が味が好き。何事も経験だなと思う。今回のカレーをもうつくらないとなるとスパイスが余るので、豚肉のカレーでルウなしも挑戦してみたい。
 
ところでマッチングアプリで「最近料理に凝ってます」とプロフィールに書く男の人ってなんでみんな判を捺したように「スパイスからカレーつくるようになりました笑」って続けるんだろう。シチューもルウを使わずつくってるのかな。
 
ルウを使わないカレーは凝った料理の極北というイメージがあるけど、料理に凝っているアピールをするなら「味噌汁は毎回だしを取ってます、わかめもひじきも生のを使います」とかでもいいはずじゃないか。どうしてそういうときに挙がるのがルウを使わないカレーなんだろう。
だしを取ってるって言うと料亭の厳しいイメージにつながって味にうるさそうだったりだめ出ししてくるような「めんどうくさいやつ」と思われたりもするのかな。だしを取るってことはだしの味がわかるって意味だし、細やかな舌を持っていそうではある。あと「夫が、味噌汁はちゃんとだしを取れ、俺のおふくろは毎回取ってたぞって言ってくる。ほんだし入れた味噌汁を出したら満足してた」というマザコンなりモラハラなりの話を思い出す人も少なくないだろうからし。相手から繊細な人物像をつくられてしまうのかも。
加えてカレーは大皿料理の代表でもあるから男料理の代表ポジションも同時に踏んでいて、「カレーにルウ使わないんですよ」と言われても「そういう人いるよね」と受け入れてもらいやすいのもあるかもしれない。街にあれだけカレー屋があると市民権的問題はクリアしているし。どんな料理でもルウや素を使わないでつくるのは身近なエンタメでもあるし。
それと味噌汁は毎日飲むものだから毎回だし取るやつとなるとちょっとめんどうだけど、カレーは毎日つくるものではないから「息抜きです」感もにじんでくるのか。「旅行が好き」と同じジャンルの話なのか。それなら料理に凝っていると言いつつカレーしか凝っていなさそうなのも納得できる。
なんにせよたまにはカレー以外で料理に凝っているアピールを浴びたい。モッツアレラチーズとカッテージチーズは手づくり派ですとか自家製豆腐にはまってますとか。怖いか。豆腐はまだ経験ないけどモッツアレラチーズとカッテージチーズを手づくりした人は今のところ自分以外にまだ聞かない。おもしろいですよ。市販のモッツアレラチーズの値段の理由がわかる。
 
映画ブームの夫がシン・ゴジラをつける。
自衛隊って日本国籍じゃないとなれないんだよね?」と聞かれてそうなん? となる。
 
■9月20日月曜
ウエルシアの日。戦である。
夫が寝ていたのでさほど重いものも買わないしひとりでさっさと行く。レジが大変な混雑で、普段開いてない化粧品カウンターを開けてもらった。袋詰めしているときに「よければ」と基礎化粧品のサンプルをもらう。各5~10回分くらいと多めに入っていて嬉しい。混んでてよかった。
即冷蔵しないといけないものを買わなかったので公園で一息つく。謎の湧き水スポットから白い水が湧いて流れていて思わず見てしまう。途中親子がやってきて子が「この水さわっていい?」「わ、冷たいよ!」と盛り上がっていた。冷たいのか。というか万が一熱かったら大変だから利き手の逆の小指でさわりなさい。
 
自衛隊日本国籍を有していないとなれない疑惑を調べる。
国籍縛りの他に成年後見人または被保佐人でないこと、現在進行形で禁錮刑などじゃないこと、過去に(自衛隊から?)懲戒処分を受けていないこと、テロ行為に準ずることをしないことも条件にあった。
ついでに後見人についても調べる。親が親戚の後見人になっているので少し身近な役職である。結果として上の成年後見人は親がなっている後見人を指していた。成年後見人がNGということは未成年後見人ならokなのか。というか「被保佐人」はNGだけど被後見人と被補助人はいいのかな。そんなことないだろうけど。
 
一応出典をば。
自衛隊入隊資格
 
●後見人について
 
映画凶悪を見た。最近実際の恐ろしい事件を元にした映画ばっかり見てる。
ピエール瀧のやっていることはまったく褒められることでも許されることでもないんだけど、ことに及ぶ理由が「自分を裏切ったから」「かわいがっていた人間が自分を蔑ろにしたから」でそこだけは同情の余地を感じる。だからって人を殺していいことには一切ならないけど、人情としてわからんではない。裏切られて嬉しい人はそんなにいなかろうて。
ピエール瀧の恋人? 妻? が「じゅんちゃん(ピエール瀧)って情に厚い人だから」と言っていたのも間違ってはいないんだろうし、不義理さえ働かなければ快くしてくれるんだろうな。リリーフランキーが「ちょっとこいつのこと舎弟にしてやってよ」と急に言ったときも、お世話になっているリリーフランキーの頼みだからというのも含みつつ快諾していたし。血の気は異様に多いが気の悪い人ではないんだろう。
ただその「不義理を働かない」の中に死体づくりを手伝うとか死体の処理をともにするとかの動作が含まれるわけだけど。
ピエール瀧もはまり役だったけどリリーフランキーもかなりよかったなあ。あれこれ演技なの? と思うくらい自然な感じがした。地の風貌は殺される側で出てきてもおかしくないのに。
保険金殺人で電流を流すときや最初の死体を焼却炉に入れて火をつけるときに「ちょっとやらせて!」と楽し気にしているのがいかにもだった。私のような一般人が思うネジの飛んだ人を余すことなくやってくれている。
母が映画館で見たかったけどそのとき忙しくて見られなかったと言っていたのでネタバレのないように話をしたら「そう! リリーフランキーはブローカー役が似合うんだわ! 起業家とか青年実業家と同列で何やってるのか全然わからない仕事!」と熱弁していた。
 
■9月21日火曜
自治体でおもしろそうな催しがあるらしく申し込みに行く。10時半受付開始、11時説明開始というスケジュール。
昨日時点で「10時15分につければいいだろうから9時45分に家出るんでいい?」と夫に言ったら「いや、9時半に出よう」と言い放つ。われわれはなんだかんだ時間通りに動けるのは途中までだし、出発予定時間から5分10分平気ではみ出るし、散歩だわーいわーいとか喜んでのんびり歩いてしまうので結果として夫の案でよかった。ありがた。
10時15分ごろ説明会場について整理券をもらうとちょうど定員の半分。その後も続々と列が伸び、説明開始時間の前には整理券配布は終わっていたと思う。早めに出ようと言ってもらって助かった。並びに来てすごすご帰っていく人たちもいた。
ずいぶん人気な催しだったようで、説明会は11時開始予定だっだけど少人数制で説明する&そのための部屋が満室のため「1時間後に来てください」と言われる。近くの公園で腰を落ち着けていると保育園児か幼稚園児かがわらわらやってきて遊んでいた。のどかだ。夫は理性と本能の間の生き物が好きらしく、「保育園児が一番理想的」と言う。「もうねすぐ砂さわるから。ボール見たら叫ぶし最高」らしい。よかったじゃん。
 
説明会が終わり帰路。
日ごろ寄らないスーパーでパンを買う。ついでに昼ご飯用のパンも買い、公園で食べる。ずいぶん暑い日だけど蝉が鳴いておらず、夏の終わりを感じる。空も高い。パンを食べてまったりしてから帰る。
 
十五夜なので夜も公園を検討する。夫がもうシャワーを浴びてしまったから「部屋から見えないか検討します」と窓を開けたら「めっちゃ見えるよ」と笑っていた。特別に寝室に団子を持ち込み食べる。目の前のマンションについてああだこうだ言ったり、通行人にこっそり団子の棒を見せびらかす。1、2時間ほどそうしてたら眠くなったので昼寝した。昼寝?
 
起きて日曜につくったカレーをやっと食べきる。時間が経つにつれ味がなじむのか、単純にスパイスを増やしたのがよかったのかおいしくなっていった。
カレーをつくってしまうとしばらくカレーしか食べないし副菜もつくらなくなってしまうから健康的にあんまりよくないよなあとは思う。1回つくればしばらく持つから楽だし、食費的にも嬉しいんだけど。
 
■9月22日水曜
日々のまめなアンケート回答によりいろんな会場調査に当選しかけているらしい。ありがたいことだ。こういう調査を今度やるよと夫に言うと毎度うらやましがってくる。それならアンケートに回答しなされ、ユーザー登録してるんだから。
 
マクロミルのポイントがまた1万ポイントを超えた。半分くらいの金額で仮想通貨でも買おうかなと思っていた矢先、仮想通貨で儲けたことをうっかり政務署に言ってしまい3千万の追納を言い渡された主婦のニュースを聞いてぞっとする。これ完全に盲点だった。株は証券会社の方で勝手に納税してくれるから意識していなかったけど仮想通貨は自分で確定申告としてやらないといけないのか。うっかり売ってなくてよかったし売る前にこのニュースを見ていてよかった。
その主婦の人は儲けは子どもの学費などに使ってしまってもう手元になく、どうやって追納すればいいやら、とほほ、であるらしい。一介の主婦が払うには非現実的な金額だよなあと人ごとながらに思う。1ビット2万円のころに買っていたらしく、今となってはそんな金額も非現実的である。
 
今私が持っている仮想通貨は半分ほど貸し出し申請をしている。2週間ほど順番待ちをしているが一向に音沙汰なく、人気なんだろうなあと肌で感じる。申請が通りづらいならアンケートサイトの成果で地道に買い増していくのがいいか。現金に換金するより増える可能性もあるし。
 
冷戦開始。嫌だけど始まってしまったものはしょうがない。毎度私から和解を持ちかけるのはめんどうなので待機の姿勢。
 
■9月23日木曜
祝日。よく寝たというかほぼ寝ていた1日。
寝ている間に夫がMIU404を見ていたら模様。気になっていた作品なので感想を聞いたら「星野源綾野剛がいちゃついてる話」を言われて気が済んだ。どちらも特別好きな俳優というわけではない。
 
リングフィットアドベンチャーはやっていたらしく、えらい。レベル27くらいまで来た。体感で腹囲が減っており嬉しい。わが家にやわらかいメジャーがないので詳細は不明であるが、つまめる量が減っている。来月の体重測定が楽しみだ、筋肉量が増えていてくれ。
 
■9月24日金曜
夫から「今話できる?」と聞かれて冷戦がいったん終息した。まさか本当に向こうから話があるとは思わなんだ。嬉しい誤算。
話した流れで寝落ちし、起きてから内祝いなどを選びにデパートへ行く。行かないつもりだったけど「お寺さんも行くつもり」と聞いて急ぎしたくをした。
 
しばしばお世話になった神田明神と、おすすめされた東京大神宮へ。何度来てもどちらも好きな神社だ。
東京大神宮で外のベンチに腰かけているときに、境内の屋内カフェにいた渋いおじさまたちにアテレコをする。おじさまたちの今日の晩ご飯はハンバーグ、付け合わせにふかしたじゃがいもとにんじんのグラッセ、なんらかのスープということで納得した。おじさまが人差し指だけ立てているときは「1本でもにんじんってね、ははは」と言っていたはずだし、グーをつくっているときは「私はねえ、このくらいのじゃがいもをふかしたものが好きですねえ!」とも言っていた。完全にそう。
 
蚊が刺してきたので反射で叩いてしまった。
「境内での殺生ってあり?!」
「ちょっと待って(スマホのライトで落ちた蚊を探す)足が動いてるからセーフだね」
「その判定あり?」
「僕も葬式でやっちゃったことあるから。縁起でもないよねえ」
神域での蚊問題ってどうするのが正解なんだ。
 
神田明神17アイスを食べるのが習わしである。
10円の釣り銭切れ自販機と食べたいアイスと手持ちの小銭をうまいこと組み合わせて、ほしいアイスを手に入れつつお釣りもゲットした。やはり幼少期に多湖輝の『頭の体操』をよく読んでいただけある。ターゴ博士ね。
このときの問いは「180円のアイスが2本ほしい。自販機は10円の釣り銭切れをしており、手持ちの小銭は500円玉1枚、100円玉2枚、10円玉3枚のみ。なお両替は不可とする」です。
 
内祝いを無事に選び終え(ついでに自宅用のおみやげも買い)、夜にはなまるうどんを食べようとメニューを決める。店内で夫がサイズを大にするか、かけにするかざるにするかで悩んでいるうちにあとからもうひとり入ってきた。夫がまだ悩んでいたので順番を譲る。
すると店員が「麺が残り中1、小2です」と急に言ってくるではないか。夫と顔を見合わせていると順番を譲ったもうひとり、中年男性が「かけの中」をオーダーする。われわれに残された道は小をひとつずつである。それならやめておこうかと退店。われわれが店に入って時点で麺の残量を教えてくれていればと思わずにいられない。
まあはなまるうどんに入らなかったおかげで家近くのスーパーで晩ご飯を安く済ませられた。うどん1人前の値段でふたり分まかなえたから結果としてはよかった。
 
■9月25日土曜
久しぶりに歯医者の日。幼少期、『頭の体操』を読みつついかに歯みがきをさぼるかに心を砕いてきた私は今になって口内環境がよくない。至極当たり前の結果である。
学生のころの歯医者通いで「このままじゃバイト代が全部歯医者に吸われる」と思い歯みがきを気をつけるようになった。と言ってもまだ甘く、会社員になってまた長い通院をすることにはなった。通い始めると何ヶ月とか平気でかかる、銀歯が複数ある都合で治療費もしっかりした金額になってしまう。今のところ3~4年前に終わった通院で治してもらったのが最後の虫歯ではある。
幼少期に比べてすごくよくやっていると自分で思う。毎日歯みがきをするし、マウスウォッシュも使うし、糸ようじを使うときもあるし(本当は毎日使うのがベストであろうが)、それでも虫歯に怯えているので3ヶ月置きを目標に定期検診にも行く。今回はコロナ禍もあってしばらく開いてしまったけど。
このたびの検診も問題なく終わった。嬉しい。歯に限らず肉体が健康であるのはいいことだ。
 
歯医者が夫の実家に近いのでそちらに合流して晩ご飯を食べる。1年近くぶりの焼き肉。いろんな人があそこの焼き肉はおいしいと言うので期待し、そのとおりにおいしかった。デザートを頼み放題なのが一番嬉しい。
 
実家から漫画を回収したり野菜や日用品をたくさんいただいて帰宅。
夫の潔癖症が発動して「医者に行ったから頭を洗って」と何度も言われる。なんなら他のことも言われた。0時を回って帰宅し、眠かったこともあってなんとしても風呂を避けたい。髪を乾かすのもめんどうだしで、ごねにごねたら諦めてもらえた。歯医者のあとは風呂入ってと言われるたびに、内科ならまだしも歯医者で何の菌をもらってくると思っているんだろう? と不思議になる。そんなに衛生面で信用できない歯医者に通う理由ってなんなんだ。
そしてよしんば風呂に入るとして、どの段階で満足するんだろう、余洗い? シャンプー? コンディショナーまで? 余洗いでいいならいつもどおりウェットティッシュで頭を拭いてくれればいいじゃんと思う。
夫の実家自体がそういう潔癖の傾向にあり、大変そうだなあと思う。でもきっとそれも好き好んでやっていることなんだろうし、私に何かでかい行動を強制されない限りは合わせていこうとは思っている。いつも外出後、夫にウェットティッシュで頭や手足を拭かれるのもよくわからないし好きじゃないし最初はやめてほしかったけど(2年以上経過した今だって別に好きではない)、自分で拭いてと言われない限りは受け入れていくつもり。
ただ風呂はだめだよ。歯医者帰りに適用されるのも意味わかんないし。理に適った説明をしてくれてそれに納得できれば風呂に入るけどそういう説明もなしにただ「なんとなく嫌だから入って」じゃ子どもの駄々と一緒で受け入れられない。スーパー行くたびお菓子買ってなんていられない。ちゃんと理論で説いてくれないと理解できないし、理解できない思想にはいい印象も持てない。
 
こうやって平行線の理念が槍となって交わるとき、戦争はなくならないし、世の中のすべての人間が同時にしあわせになるって不可能なんだろうなと暗くなる。不本意に命を奪われる人がいない世の中を願う者と、とにかく命を奪うことを願う人間が同時に願いを叶えるってできないんだよな。
 
おわり
 
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